7-4ボスのドロップテーブル及び海防置換先の話
はじめに
7-4で海防艦を掘っていると、段々と海防艦が出にくくなっている・全くでなくなったという経験は無いでしょうか?
7-4の海防艦には減衰・置き換えが存在します。今回はKCNavに蓄積されたドロップデータを元に7-4のドロップテーブルを割り出してみようと思います。本記事で述べる内容はドロップデータを元に推測を行っているに過ぎず実際の挙動と異なる場合がありますご了承ください。
結論
ドロップテーブルの中身や割り出し方に興味がないよという方の為に先に結論を述べると、[白露・時雨・曙・那珂]の4隻が海防艦の置換先として有力です。従って、海防艦がドロップせずこれら4隻のドロップが頻出するようでしたら強い減衰が掛かっていると考えられます
また3隻以上所持している海防艦にも減衰がかかっている可能性が高く、2隻以下の状態で掘った方が良さそうです
ドロップの仕組み
本記事におけるドロップテーブルは艦これ改をベースに考えています
艦これ改では道中・ボスそれぞれ別で100個1セットのドロップテーブルが用いられており、勝利ランクによって変動する50個の抽選プールから選ばれた一つがドロップする仕組みになっています。1~100と数字が振られているとしてS勝利では1~50、A勝利では21~70といった仕組みです。また敵編成によってスタート位置が4~などズレる事もあり、イベントの甲作戦限定ドロップなどはこれによって発生しています
※ドロップテーブルのイメージ図
ドロップテーブルの推測方法
ここまででお気づきの方もいらっしゃるでしょうが、ドロップテーブルの仕組みからS・A勝利時以下の事が分かります
- 減衰などがない場合最低ドロップ率は2%(超重要)
- S勝利でのみ発生するドロップはNo.1~20
- A勝利でのみ発生するドロップはNo.51以降
- 1%,3%など2%の倍数から大きくかけ離れているドロップは減衰が発生しているor置換先(超重要)
これらのルールに沿ってKCNavを用いてドロップ率を一覧化してにらめっこします
今回は7-4実装直後~春日丸追加までの2022/1/1~2022/7/31と直近2023/1/1~2023/6/17の2つの時期で分析を行いました(ゲージ破壊済みのみ抽出)
全て解説していくと長くなってしまうので記事では重要な部分のみ抜粋して記載します。詳しくは下記データをご覧ください。
※KCNav上でS勝利吹雪が0.1%ほど確認されていますがpoi-statisticsで確認した所ID2059の弱個体ヒ船団棲姫編成でのみ確認できました。司令部レベルが低い状態でのみ出現する編成&ドロップテーブルの開始位置がズレている事が原因だと判断し本記事では取り扱いません
推測手順
では具体的にドロップ率を見て振り分けていきます。まず最初に行うのは次の3つ
- S勝利でのみドロップする艦娘(No.1~20の推測)
- A勝利でのみドロップする艦娘(No.51以降の推測)
- S勝利に比べA勝利でのドロップ率が著しく低い艦娘(No.20以内と以降の二箇所以上に配置されてい艦娘の推測)
振り分けた所次のようになりました
ボスマスのドロップにおいてコモン軽巡・駆逐艦はNo.1~50に配置される事が少なく、されたとしても1番艦の可能性が高い傾向にあります。7-4ドロップで言うと川内・球磨・北上・長良・那珂・白露・時雨・曙・敷波・電が当てはまります
2022年・2023年どちらのドロップを参照しても2%に近いドロップ率に収まっている川内・球磨・北上・長良は通常ドロップと見て良さそうです。逆に2022年のドロップにおいて2%から大きく離れている那珂・白露・時雨・曙・敷波・電の6隻は本来存在しないドロップと見て良さそうです 2023年ではドロップ率が上がっているあたりみんな海防枯れてるんだなって・・・
続いて注目するのは金剛の存在です
2023年のドロップ率を見ると金剛はS勝利では3%近くドロップしますがA勝利では0.6%と大幅に減少しています。この事から金剛はS限に生金剛が存在すると同時にNo.21~50の誰かの置き換え先になっている可能性が高いことが分かります。この事を念頭にドロップ率を眺めると天津風のA勝利ドロップ率が2%を下回っていることが目に付きました。S勝利では4.1%ドロップすることからNo.1~50に天津風は3隻存在しその内の1隻がNo.21~50に配置されている事、そしてその置き換え先として金剛の可能性が高いことが推測できます
続いて2022年8月のメンテナンスで追加された春日丸について考えてみます
春日丸はS勝利でのみ確認されており、No.1~20の誰かが春日丸に変更された可能性が高いと推測ができます。同時に春日丸追加前には敷波ドロップが存在しなかった事から春日丸の置き換え先が敷波であることが分かりました
では、No.1~20の誰が春日丸に変更されたのでしょうか?これは2022年のドロップと2023年のドロップを見比べた時に2023年ではドロップしなくなったorドロップ率が大幅に減少した艦娘を探せば分かります。すると御蔵が2.44%→1.19%、平戸が3.25→1.5%と大幅に減少していました。残念ながら海防艦は2隻分春日丸に置き換わってしまったようです
以上から海防艦の置き換えは那珂・白露・時雨・曙・電の5隻である可能性が濃厚です。ですがここでもう一点注目するべきは旗風の存在です
旗風ドロップも一定以上のドロップ報告が少なく減衰が発生している可能性が高いとされています。ここで旗風がドロップするボス前マスも確認すると電のドロップ率が高くなっている事がわかります。この事から旗風の置き換えは電である可能性が高そうです
推測されるドロップテーブル
ここまでの推測を元にドロップテーブルを作成すると以下のようになりました
No.1~20、No.21~50の中で具体的にどのような並びをしているかは推測のしようがありませんがおおよそこのようになっていると考えられます
また余談ですが弱個体でのみ吹雪がドロップすることからNo.51は吹雪である可能性が高いです
所持数減衰
また、海防艦の所持数による減衰も存在します
上記画像はボスマスにおける対馬の所持数ごとのドロップ率です。3→4以降が大きく減少していることが分かります
海防艦はそれぞれ3隻以上所持していると減衰が掛かると考えられるため2隻以下の状態で掘るようにしましょう
疑問点
ここまでドロップテーブルについて推測をしてきましたが以下のような疑問点が残ります
以上二点に関しては推測に推測を重ねるしか無いのが現状のためここでは割愛させていただきます
終わりに
7-4ドロップテーブルの推測に関しては不確定な部分も多く個人的なデータとして手元に置いておく予定でした。しかし、Twitterや放送で「海防艦落ちないけど枯れているのか運が悪いだけなのか判断できない・・・」といった声を定期的に見かけ少しでも役に立つ可能性があるならと今回公開するに至りました。まだまだ不明な点も多くありますが海防艦堀りの参考に少しでもなれば幸いです
最後になりますが、推測を共同で行った四尻ソナー提督に感謝の意を示します