にわにわしてるブログ

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【艦これ】レベリングの考え方・目標設定について

レベリングってどこまでやれば良いの?っていうお話

 

 

はじめに

現在開催されている24年早春イベも友軍告知がされるなど終わりが見えてきました

 

普段は戦果の話ばかりしていますが、イベント中ですしたまには艦隊強化に関して書いてみたいと思ったので、イベントでも大事になってくる艦娘の育成方針・レベリングについて記事を書くことにしました

 

 

内容としては対潜値・夜偵発動率・命中項といった数値繰上りを意識したレベリング解説です。そんな事知ってるよ!という方も多いかもしれませんが「なんの事だろう」と思った方は是非読んでみてください

 

また、基本的にはケッコン後のレベリング指標に関する話になってしまいます。99以下については以前単婚派向けのレベリング記事を書いたので合わせてそちらを読んで頂けると嬉しいです

 

niwaka-13jc.net

 

 

今回触れるのはあくまでも「こういった考えでレベリングすると効率良いかもしれないよ!」という話です。「好きな艦娘だから何も考えず180までレベリングするよ!」といった方針も全然良いと思います(むしろ私は好きで180にする事の方が多く調整をあまりしません)

 

 

レベルを上げると強くなる事って?

そもそもレベルを上げるとどんな恩恵があるのでしょうか?

ポ〇モンやドラ〇エのようなRPGと違い艦娘のレベルを上げても火力や雷装といった火力ステータスは上がりません。ですので一見すると改二など改装レベルまで育てていれば十分に見えます。しかし、実はレベルを上げるメリットは多く存在します。全てを解説しようとすると凄まじい文量になってしまうので特に意識したい3つの要素についてここでは触れて行こうと思います

 

 

①対潜・回避・索敵ステータスの上昇

先程火力ステータスの上昇は存在しないと言いましたが、実はちゃんとレベルが関係するステータスも存在します。それが対潜・回避・索敵の3種類です

「(Lv99での値-初期値)×Lv/99+初期値」※小数点切り捨て

上記計算式でステータスが決定しているのですが、取り敢えずレベルが高いほど値が上がと覚えておけばOKです

 

では、実際にこの3ステータスが上がる事でどんなメリットがあるのでしょうか?

 

・対潜

1番分かりやすいですね。素対潜が高くなれば高くなるほど先制対潜に必要な装備ラインが下がっていきます。ソナー1個で先制対潜ラインに届かせる(1ソ対潜)事は多くの人が気にしていると思います

また、装備に比べると微々たる差ではありますが素対潜を上げることで対潜ダメージはしっかりと上がります。Lv99と180では5ダメージ近く変わる事もあるのでバカにできませんね

 

 

・回避

艦種によってはとても重要になってくるのが回避値です

ざっくりと言うと、攻撃側の命中項(命中に関するステータス計算結果)と防御側の回避項(回避に関するステータス計算結果)で命中率・被弾率は決まるのですが回避項は下記のような計算式が用いられてると言われています(日wiki参照)

 

■回避項計算式■

基本回避項 = [陣形補正 * {素回避値 + 装備回避値 + √(2 * 運)}]
※上記式で基本回避項が40以上になる場合、次のキャップ処理が施される。
基本回避項が40未満    → 基本回避項(キャップ後) = 基本回避項
基本回避項が40以上65未満 → 基本回避項(キャップ後) = [40 + 3 * √(基本回避項 - 40)]
基本回避項が65以上    → 基本回避項(キャップ後) = [55 + 2 * √(基本回避項 - 65)]

 

何やらごちゃごちゃと書かれていますが重要なのはキャップ処理が3段階にわたって行われているという点です

 

2段階目の「基本回避項が40以上65未満」までは素回避値を上げた時の恩恵が比較的大きく、多くの場合2~3上がる度に回避率が1%向上します。装備によって多少は改善されるものの、表示回避が55~60を下回っている場合はレベリングをする事で回避率が上がる事が多い筈です

 

駆逐艦などはLv99の時点で回避89と十分なステータスになります

 

しかし、水母を始めとした補助艦などは99時点での回避が低い事が多いです

 

・索敵

索敵値も地味ながら重要な要素です

まずイベントマップなどに存在する、索敵を参照してボス到達をするマップにおいて必要な水偵・電探の数が減るというメリットがあります。特にイベントの輸送ではこの水偵や電探1つを大発に置き換えられると輸送ペースが上がるので嬉しいですね

 

次に連撃率の向上です

昼戦における弾着攻撃や連撃は⌈観測項⌉÷観測種別定数という計算式で計算されています。また何やら新しい単語が出てきましたが、この⌈観測項⌉の算出には艦娘の素索敵が関係しているのでレベルを上げて素索敵を上げれば連撃率が上がると覚えておけばOKです

 

詳しい計算式などが気になる方はwikiのこちらを読んでみてください

 

 

②夜偵発動率

イベントの難関ゲージ等ではとても重要になってくる夜偵ですが発動にはレベルが深く関わってきています。発動率の計算式は以下の通りで、現在実装されている中で一番強い夜偵である【零式水上偵察機11型乙改(夜偵)】・【Sea Otter】の場合Lv125で発動率100%になります

 
[√(装備索敵×艦娘レベル)]×4[%]
 
 

③命中項

回避に関する説明でもチョロっと出てきましたが命中項が3つ目のポイントです。昼砲撃戦の命中項は下記式の通りとされています

 

命中項(昼砲撃) = [ { [ [命中定数 + 2 * √(攻撃側Lv) + 1.5 * √(運) + 装備命中値 + (改修係数 * √(★の数))の合計] * 警戒陣補正] * 陣形補正 * 疲労キラ補正 + 各主砲フィット補正} * 弾着観測射撃・空母カットイン補正 * 徹甲弾補正 * 特効艦補正]

 

今まで取り上げた計算式の中でも一番ごちゃごちゃしています。何やら色々な要素が関係してそうです。では次に砲撃支援の命中項式を見てみましょう

 

命中項(砲撃支援) = {命中定数 + 2 * √(攻撃側Lv) + 1.5 * √(運) + 装備命中値} * 陣形補正 * 疲労キラ補正

 

先程の式に比べて凄くスッキリしましたね。察しのついた方もいると思いますが、砲撃支援の命中率はレベル・運・装備命中が全てとなっています。改修効果や特効艦による命中上昇が見込めないので地力が問われます。イベントに向けて艦隊強化を頑張っている提督さん達が高命中主砲や戦艦の運改修を必死にやっているのはこういった理由からだったわけです

 

昼砲撃戦における命中率は装備改修など艦娘以外の要素が多く目標値を設定しづらいのですが、砲撃支援に関しては目標値を設定しやすくレベリングの指標にしやすいと思います

 

 

 

各艦種ごとのレベリング方針

さて、レベルを上げる意味を確認したところで次は実際の方針決めを行っていこうと思います

 

今回は大雑把に艦種ごとの特徴・主要な方針について書きますが、是非自分の艦隊とにらめっこして色々な可能性を考えてみてください

 

 

戦艦

支援命中を上げる為のレベリングが一般的です。「突然命中項とか言われても計算方法分からないし、計算するの面倒だよ!」という方も安心してください。制空権シミュレーター様にはステータス上昇を算出してくれる便利ツールが付いています

 

艦娘 / 装備管理タブ→ステータス上昇タブ→計算したい項目を選ぶ

これだけで、予め入力しておいた自艦隊のステータス繰上りを表示してくれます

 

 

例として私の艦隊を確認してみます。命中項の高い順に並べましたが現状一番命中項の高い戦艦はウォースパイトである事や、長門をあと2Lv上げることで命中項が+1される事などが分かります

 

運改修モードという項目にチェックを入れることで運を上げた場合の命中項が繰り上がるラインも計算してくれます

 

 

ここで一つ注意が必要なのは戦艦全てを均等にレベリングする必要は無いという事です。全ての戦艦の命中項を+1ずつして回るのではなく、自分が実際に支援艦隊で使う戦艦の命中項を積極的に上げていきましょう。数にすると恐らく6~9隻くらいになると思います。その艦達をしっかりと強くしてあげればイベントの支援艦隊は十二分に強くなるはずです

 

そもそも、支援艦隊で使う戦艦の基準が分からない!という方は大和武蔵・高火力で素運が高い戦艦・素運が高く燃費の軽い戦艦から選ぶと良いでしょう

 

 

正規空母

正規空母はレベリング恩恵が実は薄い艦種です

というのも、艦載機熟練度によって命中が上がる為レベリングをせずともある程度の命中率を確保できるケースが多いのです。とはいえ、積める攻撃機の数が少ない場合などもあるのである程度は意味がありますが・・・

 

そんな正規空母もまずは支援命中意識で良いでしょう。とはいえ空母は戦艦と違い1支援に1隻しか使いません。尚且つ5スロある赤城加賀が強力過ぎるので基本は彼女たちを使うと思います

 

赤城加賀のサブがいる場合はメイン→サブの順番で命中項意識のレベリング、1隻しかいない場合は追加で2~3隻程度レベリングをすると良いでしょう。こちらも素運が高い事が望ましいので本体採用時の強さも加味するとイントレピッド・瑞鶴・サラトガ辺りがオススメ

 

 

軽空母

軽空母を支援艦隊で使う場合、対潜支援の可能性が高いですが対潜支援はレベルや運が命中に影響しません。よって本体で使う時の事だけを考える事になるのですが、現状先制対潜を行う護衛空母のみレベリングすれば良いと言った状態です

軽巡駆逐艦に比べ装備で対潜火力を盛る事が難しい為、レベルによる対潜火力の上昇も役立つ場面が多いです。イベントの堀や4-5まるゆ堀、7-4海防堀の効率に影響を与える事も多いので作戦室で実際に装備を載せて計算してみる事をオススメします

 

 

重巡

夜偵発動率が100%になる125Lvを目標にすると良いでしょう

戦艦同様、全員を均等に上げるのでは無く実際に自分がイベントで使う機会が多いと感じる重巡をしっかり上げましょう

 

最上やプリンツのように魚雷CIさせる可能性が高い重巡はCI項繰上り(発動率が上がるライン)を見るのも良いと思います

 

また航巡は素索敵が高く、水戦キャリア等で編成に組み込んだ際にレベルが高いと戦艦の連撃率が上がるというメリットがあります。最上がとても強力なため育成候補としては最有力になりがちですが、索敵面では利根や筑摩に軍配が上がります。具体的な指標は設定しづらいですが育成しておく価値は十分にあります

 

 

軽巡

重巡同様に夜偵発動率100%となる125Lvが第一目標、次に1ソ対潜ラインを目標にすると良いと思います

 

矢矧に関しては素対潜が高く125Lvまでレベリングをするだけで満たすのですが、夕張やゴトランドはある程度のレベリングが必要です

 

例えば夕張は134Lvまで育てることで輸送しながら対潜ケアを出来るようになります

 

ゴトランドは対潜改修を5回行う事で157Lvで夜戦キャリア装備を積みながら1ソ対潜が可能です(対潜改修をしない場合178Lv必要です)

 

 

駆逐艦

夜戦キャップが360に引き上げられて以降魚雷CIを打ちながら1ソ対潜を行う事はめっきり減ってしまいました。しかし、輸送ゲージや堀編成などで1ソ対潜を求められることは今でも存在します。人によっては6-3釘拾い用の駆逐艦を88にしておきたい場面も多いかもですね

 

ケースバイケースになってしまいますが、大発駆逐・長波・雪風辺りは腐りにくいと思います

 

また、旗艦レベル型の遠征では128Lv以上にしておくことで確定大成功になるものが多数存在します。遠征で多用する駆逐(睦月型とか)は128までレベリングしておくと良いかも

 

海防艦

レベルを上げるメリットは皆無。けど、好きで育てると幸せになれる

私のオススメは八丈ちゃんと鵜来ちゃんです

 

駆逐艦同様に旗艦Lv型の遠征に使う事があるので指輪を渡しているのであれば128以上を目標にしたいです

 

潜水艦

今回のイベントで要求されましたが今後同じようなイベントが来ない限り優先度は低め

とはいえ潜水デコイ戦法を使う場面が来る可能性はあるので数隻は育てておいても良いかも。伊13・14・47・401辺りが火力・水戦キャリアとして強そう

 

回避が微妙に足りないので回避値見ながらの育成になりそう。5-5潜水をする場合はレベルが高ければ高いほど索敵装備の要求が下がるのでお得

 

 

補助艦

回避に関する説明でも触れた通り全体的に回避ステが低いです。水戦を積んだ状態など想定される装備構成で表示回避が60~65を越えるようにレベリングするのが目標

 

 

 

経験値のリソース配分

さて、おおよその方針が見えてきました。しかし、「自分がどのレベルまで・どんな順番でレベリングすれば良いのか分からない」と思った方もいるでしょう。そこで次は経験値配分についてです

 

イベントは現状年2~3回ペースで開催されており、攻略完了から次イベントの攻略開始までの期間は4カ月程度です。この4カ月で自分がどれだけの経験値を稼げるのか。その把握がまずは大切です

 

例えば1カ月に+1000万経験値を稼いでいる提督さんの場合、イベント間に稼げる経験値量は約4000万です。この4000万という経験値を誰にどのように振り分けるのか。このリソース配分がイベント期間外における艦これの醍醐味の一つと言っても良いでしょう

 

 

例えば戦艦ですが、演習で旗艦に置いた戦艦は月に50~60万程の経験値を演習のみで稼げます。つまり4カ月間で200万強の経験値を演習だけで稼げることになります

 

私の長門を見てみると次に命中項が繰り上がるまでに必要な経験値は約40万と表示されています。これは1カ月程度演習旗艦に置けば達成できそうです。しかしその次の繰上りまでは約460万と表示されており演習だけで上げる事は不可能そうです。そうなった時、①更に次のイベントを見据えて気長にレベリングする②5-3P等で追加で経験値を入れる③ひとまず次の繰上りで止める④運改修でカバーするといった選択肢が出てきます

 

①の場合はそのまま演習に入れ続けるとして、②や③の場合代わりにレベリングするのは誰が良いのか探してみましょう

榛名が命中項+2まで90万と表示されているので丁度良さそうです

キリの良いラインを知っておく事でレベリング艦の選定がスムーズになります

 

 

次は駆逐艦を見てみましょう

画像の陽炎を4式ソナーで先制対潜が可能な素対潜88までレベリングするとします。必要経験値は260万と表示されています。ブルネイで戦果を稼ぎながらレベリングをするとした場合、ブルネイ駆逐は1時間(≒戦果20)で2万経験値が入ります。ですので、260万はブルネイで戦果2600程度稼ぐ間に稼げる計算です。この2600を自分の戦果ペースに当てはめる事でおおよその要求日数が分かります

 

 

 

このように、要求経験値と自分のペースから優先順位や進捗を管理する事で無駄の少ないレベリングが可能になります

具体的なレベルに関しては期間内に稼げる経験値が多い人は高めに、あまりプレイ時間を確保できないという人は低めに設定しつつ、優先順位をより明確にしておくと良いでしょう。また普段の自分がどの艦種にどの程度の経験値を入れているのか把握しておくとモチベーションにも繋がるので定期的に制空権シミュレーターの自艦隊反映を行う事をオススメします(私は毎月1日時点のリンクを保存してます)

 

 

 

終わりに

毎度ながら長い文章になってしまいましたが読んでいただきありがとうございます。今回紹介した考え方はあくまで「私が普段こんな事考えてるよー」という一例です

皆さん色々な考えの元でレベリングをされていると思うので色々な人の意見を聞いてみると良いと思います

 

 

3/29 旗艦Lv型遠征について追記