つい間違えてしまう装備の積み方などのお話
2023/5/5 見出しタイトルの一部変更
はじめに
前回編成をコピーする際に気をつけたい事という記事を投稿しました
今回は編成を実際に組んで出撃する際にやりがちなミスや気をつけたいことについて取り上げようと思います
本記事内で例として使用しているダメージ計算画像などは全て作戦室を利用しています
↑前回記事
装備編
まずは装備の積み方から以下5つ紹介します
- 主魚電にD砲以外を積む
- 大和タッチでSG電探を積む
- Lv80未満の駆逐に水雷見張員を積む
- 発動条件を理解せず夜偵を積む
- 支援艦隊に46砲や低命中電探などを使う
①主魚電にD砲以外を積む
綾波や陽炎型に主魚電CIを打たせる時にA砲やC砲を積んでしまっていないでしょうか?主魚電CIにはD砲補正というものがあり、D砲改二やD砲改三を装備することでダメージ倍率が上がる性質があります
wikiから引用
A砲、D砲改二、D砲改三それぞれでの火力を比較してみます(穴水雷見張り+夜偵無し)
A砲改三+三連後期+SG後期 夜戦火力266
D砲改二+三連後期+SG後期 夜戦火力317
D砲改三+三連後期+SG後期 夜戦火力331
夜戦火力が大きく違うことが分かります
このようにD砲補正の影響はとても大きいので主魚電CIを採用する場合は主砲フィットが無くてもD砲を使いましょう
②大和タッチでSG電探を積む
こちらも倍率関連でありがちなミスです
高速統一条件のマップで大和アイオワのタッチを打つ際などにSG電探を採用している方を頻繁に見かけます
wikiから引用
電探の中でも『15m二重測距儀+21号電探改二』と『15m二重測距儀改+21号電探改二+熟練射撃指揮所』には強い倍率補正がかかります
1枚目はアイオワに測距儀電探を積んだ場合、2枚目はSG後期電探を積んだ場合それぞれ同航戦下でのネ改に対するダメージです
アイオワの火力に大きな違いがあることが分かります
大和+武蔵タッチでも同じく測距儀電探補正は存在しますので大和タッチを使用する場合はしっかりと2隻とも測距儀電探を装備するようにしましょう
③Lv80未満の駆逐に水雷見張員を積む
竹など強特効を貰うものの普段使いをあまりしない駆逐でおきがちな積み方のひとつ
一般的な魚雷CIは常に2回ダメージ判定が存在します(見た目上は1回に見えるが合計値が表示されている)
水雷見張員は大幅なステータス上昇やCI発動率増加効果などがある強力な装備ですがこの水雷見張員を使った魚雷CI判定には1回判定、2回判定が存在します。そして2回判定はLv80以上で無ければ発生しません。ですのでLv80未満の駆逐艦に水雷見張員を装備して魚雷CIを打たせると1回判定のみとダメージの伸びない形になってしまいます
wikiより引用 画像内1回又は2回となっているものは全て80Lv以上でないとダメ
④発動条件を理解せず夜偵を積む
夜偵は難関海域で夜戦火力を伸ばし、撃破率を高めるとても重要な装備です
しかし時々発動条件を理解せずに積んでしまっていて勿体ない場面を見かけます
夜偵の発動条件及び発動確率は以下のようになっています
ありがちなミスとして制空拮抗で夜偵を採用している、大淀の搭載数0の部分に夜偵を採用している、第一艦隊に夜偵を装備しているなどがあります
それぞれ折角持ち込んでも発動をしないので気をつけましょう
つづいて発動確率ですが[√(装備索敵×艦娘レベル)]×4[%]であるとされており、運などは関係しておらず装備艦娘のレベルが重要です
計算式の関係で一定レベルごとに発動率が繰り上がっており、零式水上偵察機11型乙改(夜偵)ではLv125で発動率が100%になります
Lv80で80%、Lv89で84%、Lv97で88%、Lv106で92%、Lv116で96%と繰り上がるので出来るだけレベルの高い艦に装備するだけでなく普段から夜偵を採用する可能性のある重巡や軽巡はレベリング目標として意識したいですね
くわしくは【艦これ】夜偵発動確率さんで確認できます
⑤支援艦隊に46砲や低命中電探などを使う
支援艦隊の戦艦装備を大雑把に主砲2本電探2個と覚えているとありがちなミスです
装備についている命中+1は大雑把に1%敵に当たりやすくなります。ですので、装備する主砲や電探は可能な限り命中値の高いものを採用したいです
例として次のような長門を比較してみます
左は雑に46砲2本、21号電探2個を積んだ長門、右は命中の高い装備を積んだ長門です
それぞれの長門がナⅡエリートを狙ったとすると30%近く命中率に差があることが分かります。手持ちの装備と相談になりますが出来るだけ命中の高い装備を積むように、また日頃から揃えるようにしましょう
準備編
続いて出撃するにあたっての準備としてやりがちなNG行動を2つ紹介します
- 本体・支援艦隊のキラ付けをしない
- 艦載機に熟練度を付けない
①本体・支援艦隊のキラ付けをしない
難関海域のラスダンなどでキラなし出撃をよく見かけます
キラ状態では命中率、回避率が上昇するため敵が強ければ強いほどキラ状態が重要になります
回避に関する計算式上キラ状態の効果はその他全ての計算が終わった後に0.7倍されます。また同様に回避計算には回避キャップが存在し、レベリングや運改修を頑張っても一定水準から先は簡単には回避率が上がらない仕組みとなっているのですが、キラ効果はそういったものを全て無視して常に大きな恩恵を得られます
詳しく知りたい方はこちら
上記はそれぞれキラの有無のみ違う霞がフラソから雷撃を受けた時の画像です。キラなしでは被弾率84%であるのに対してキラありでは59%と25%も下がっていることが分かります
例えLv175運改修済みの霞であっても5%しか被弾率を下げられていないことからキラ効果がどれだけ大きいかが分かります
命中に関しても同様です
こちらも計算式に大きく関わっており、先程支援艦隊の装備命中の重要性について触れましたがキラ状態であるかもとても重要です
こちらは先程の長門ですがキラが無いだけで24%も命中率が下がってしまっています
このようにキラを付けることで戦闘を有利に進められる可能性が上がるので、ラスダンなど難しい海域や突破に苦労している場面ではしっかりとキラ付けを行いましょう
②艦載機に熟練度を付けない
熟練度が付いていることで制空値が上がることは有名ですがその他にも命中率・クリティカル発生率・クリティカルダメージの上昇といった効果があります
クリティカルダメージの上昇効果は火力キャップ後に適用される為、しっかりと熟練度を付けてある空母のクリティカルダメージはとても大きくなります
上記画像のように熟練度の有無でダメージが大きく変わることが分かります(Cと書いてあるところがクリティカルダメージ)
また、1スロット目の命中やクリティカルに関する熟練度補正は2スロット目以下の2倍の効果があります。ですので、1スロット目にはしっかりと攻撃機を積みましょう
また、空母の艦載機熟練は付けていても基地航空隊の陸攻に熟練度を付けない出撃を定期的に見かけます
こちらも同様の効果がありますが特に重要なのが命中上昇の効果です
熟練度>>状態の陸攻はおよそ10%程の命中上昇効果が確認されています。敵第二艦隊にはツ級やナ級など高回避艦が並ぶことが多く、この熟練度補正の有無で当たり方がとても変わってきます。第一艦隊に対する割合ダメージの刺さり方も変わってくるので熟練度付けは大変ですが撃破が困難であったり試行回数がかかってしまっている時は一度落ち着いて熟練度を付けて挑戦をしましょう
終わりに
初心者だけでなく歴の長い方でもやりがちな行動やミスをまとめてみました
これらを改善するだけで海域攻略が格段に楽になると思うので是非一度見直してみてください。パっと思いつくものをいくつか紹介しましたが他にもありがちなミスなどありましたらDMなどで教えていただけると嬉しいです。必要に応じて追記します
前回、今回と注意したいことやミスについて取り扱いましたが次回は作戦室や制空権シミュレーターを実際に使って編成を組むということを記事にしようと考えています
よろしくお願いします
書きました