この記事は2024年4月15日時点での周回論となります
はじめに
2年前、当時の私が実践していた7-1戦果稼ぎについて記事を投稿しました。この記事は今なお一定数のアクセスを確認しているなど、沢山の反響を頂き大変ありがたい限りなのですが同時に様々なご意見も頂戴しています。その中でも多かったご意見が記事タイトルにもある中口径主砲を使った夕張に関してです。
私は汎用性の高い編成を好む傾向にあり、短射程主砲を採用した夕張は駆逐艦の選定や対潜装備の要求下限が低いです。対して中射程主砲を採用した夕張はMvp率の調整や昼火力を重く見るコンセプトから駆逐艦や対潜装備の要求下限が高く、私好みでは無いため紹介する予定はありませんでした。しかし、23年11月のメンテナンスで実装された14cm連装砲改二による夕張の強化は凄まじく、短射程夕張の装備構成において最重要パーツである130mm B-13連装砲を持参するタシュケントのドロップが3年近く存在しない事も相まって今後新しくブルネイを周回する上で目指す装備構成が中射程夕張に変わったと感じ新しく記事を書き始めた次第です。
基本的な考え方・周回方法は以前の記事と変わりありませんのでまだお読みでない方は下記記事を合わせて読んで頂ければ幸いです。
7-1周回における前提知識
前述の通り、基本的な考え方は以前投稿した7-1記事に書いてありますが前置き無しに話を始めるのも不親切かなと思うので特に押さえておきたい部分を要点のみ簡潔にではありますが書いて行こうと思います
①『水雷マス(Gマス)での被害をいかに減らすのか』が大事
ブルネイ周回において被害が最も大きくなるのは2マス目の水雷マス。そこでの被害を抑える為に、昼砲撃火力を出来るだけ上げる事が重要。具体的な火力ラインは下記図参照。
②キラローテをする
旗艦をローテし、キラキラ状態を複数隻維持させる事で命中率・回避率を向上させて周回を有利に進めることが重要。
③周回効率を意識するなら軽巡枠は夕張改二特か矢矧改二乙
先制雷撃を打てる軽巡はブルネイ周回において頭三つほど抜けて周回効率を上げる。その中でも夕張改二特と矢矧改二乙は特に優秀。燃費を意識した場合夕張、純粋な艦娘スペックやイベントでの汎用性を意識するなら矢矧を採用する。本記事では夕張改二特を用いた周回に焦点を当てています。
④補強増設にはダメコン
プレイスタイルとして余程の拘りが無い限り増設穴にはダメコンを装備するのが最安定。周回効率を上げるだけでなく轟沈事故を防ぐ意味合いもある。3群ペースで周回を行ったとして月1~2個程度の消費で済む。
中射程夕張の装備構成
軽くブルネイ周回についておさらいをしたところで本題に入ろうと思います。今回紹介する夕張の装備構成は下記画像の通り『蛟龍改・14cm連装砲改二・対潜装備2個・機銃』となっています。
①主砲
記事冒頭でも触れた通り14cm連装砲改二が主役の記事ですので主砲は14cm連装砲改二です。
14cm連装砲改二の性能は次の通りで、基礎スペックは3号砲をはじめとした多くの中口径主砲に劣っていますが夕張に装備したさいのシナジーや改修効果がとても強力です。短射程夕張では同航ヘ級への確定中破をするのが精一杯でしたが砲火力が大きく上がっているのが魅力です。
そんな中でも特に重要なのが☆7以降でボーナスが付く雷装+1です。この雷装+1は同航戦以上では元々確殺火力を有しているため関係が無いのですが、反航戦での対軽巡撃沈率向上・T不利下でのロ後期確殺を実現しています。最初から☆7にしなくてはダメ!と言う訳ではありませんが将来的に☆7以降を目指していきましょう。
☆Maxにする事で改修効果に加え火力ボーナスも増加します。☆7で満足せずにMaxまで改修する意味が多分に存在しますのでネジに余裕のある提督は頑張ってみるだけの価値があると思います。
全ての装備を☆Maxにした夕張は同航フラホを5割強で撃沈、反航ロ後期を最低乱数以外で撃沈となる。(白タスキを渡した場合反航ロ後期確殺)
②対潜装備
続いて対潜装備ですが、これは各鎮守府の対潜装備状況や夕張のレベルに大きく左右される部分ですが改修した4式ソナー×2が良いと思います。と言いうのも、雷装と同等レベルに14cm改二が夕張の装備構成を大きく変えた原因として対潜ボーナスがあります。14cm改二には素で対潜+3が付いており更には夕張改二特へのボーナスとして+2、合計して対潜値を5上げることができます。艦これの仕様上、装備ボーナスとして付与された対潜値は対潜装備と同様の与ダメージ上昇効果がある為14cm改二を装備する事で何故か対潜火力も底上げされるのです。
また、主砲に付いている対潜+5のお陰でLv99の夕張が4式ソナー2つで先制対潜ラインに乗るようになりました。今まではどうしても夕張ブルネイ=ケッコン夕張というイメージがありましたが今後は単婚勢の方でも気軽に夕張を使えると思います
射程が中である為に駆逐艦より先に確定で行動をしてしまい、キラローテに影響を与えてしまう事は中射程夕張のネックでした。解決方法として夕張の対潜火力を下げる訳ですが下げ過ぎてしまうと今度、初手で動いた夕張が敵を落とせず手数が増え、時速に影響を与える為調整が難しかったです。ブルネイ周回において意識する対潜ラインとして1マス目に出てくる反航エリソ・T不利エリカ、ボスマスに出てくる同航フラソ・反航エリヨがあります。
上記画像はそれぞれ14cm改二と4式ソナー☆6を装備したLv99夕張でのダメージ計算結果ですが、十分な火力を有していることが分かります。
▼更に細かい対潜ダメージライン・調整
Lv139+4ソ☆Max×2 同航フラソ確殺
Lv171+4ソ☆6×2 同航フラソ確殺
Lv180(対潜改修5回)+4ソ☆Max×2 反航エリソ確殺
③機銃(5スロット目)
最後に5スロット目の装備ですが、従来通り2cm 四連装FlaK 38☆Maxがオススメです。中口径主砲を積んだことにより射程中になってますのでGFCS電探やSGレーダーでも問題無いのですが機銃の改修効果で雷装が上がるのでこちらで良いと思います。とはいえこれは全ての装備を☆Maxにしている前提で比較した場合砲火力が等しく、雷装が1上回るという程度の差ですので電探や23年末任務で貰えた3.7cm FlaK M42☆8で代用しても問題はありません。
駆逐艦の装備構成
基本的には従来通りある程度対潜火力を同じに調整した改修ソナー・爆雷で問題ありません。また、ここ数年任務やイベントの報酬で米爆雷を始めとした上位装備が配られたのでブルネイ艦全てに敷き詰める余裕がある提督はこれらを活用して主砲・ソナー・爆雷とするのも良いと思います。
しかし、これらの上位装備はキラ付けや4-4・4-5周回等で使う可能性が高い等プレイスタイル次第では他の海域編成に回しておきたい装備です。それだけでなく、改修ソナーを使わずに砲火力・対潜火力・雷撃回避を得るためには高練度かつ特定の艦娘に依存してしまう問題があります。ブルネイだけを毎日回すという方以外はブルネイ用に別途装備を作っておく事をオススメします。
個人的に強力だと思っている主ソ爆の例。反航ロ後期確殺・反航フラソ確殺を両立している。(対ロ後期命中は無疲労参照。キラ状態では命中キャップ(97%)到達)
周回方法
こちらも従来のキラローテで問題ありません。キラが偏るようであればダメージ計算ツールなどを活用して対潜火力の見直しを行いましょう。調整をしても偏ってしまう場合はどうしても存在します。そういった時は別海域を挟んで疲労を抜く・1-5で1度キラ付けをするなどすると良いでしょう。
終わりに
久々に7-1周回についての記事を書きましたが、この2年で大きく環境が変わったことを改めて実感しています。本記事の内容は私自身まだまだ試行回数が少なく手探りな部分が多々存在します。もしよろしければ実際に使ってみての所感や改善案頂けると幸いです。