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【艦これ】3-4戦果稼ぎについて【下ルート(水雷)編】

※この記事は2024年10月17日時点での周回論となります

10月17日 画像・文章を一部修正加筆

 

 

はじめに

多くの場合、戦果周回のメインとなる海域はブルネイ(7-1)やキス島(3-2)です。戦果は一か月間という長期戦ですし、人によっては何か月も継続して行うため消費資材が軽く戦果効率が良いこれらの海域が常用されます。

 

しかし、月末の追い込み等で瞬間的な時速が求められる場合3-4は最有力候補となります。また、追い込みでなくても普段の北方ウィークリー任務消化を兼ねて戦果稼ぎを行う場合、3-4は魅力的な海域です。

 

今回はそんな3-4での戦果稼ぎ編成の紹介記事となりますが、7-1や3-2と違い3-4では中央ルート(疑似空6)・高速+ルート・下ルート(水雷)と3つの編成パターンが存在します。今回はその中の一つ、下ルート(水雷)についてとなります。

 

3-4の編成パターンそれぞれにメリット・デメリットが存在しますが、総じてどのルートを採用しても資材消費がとても重い点には注意が必要です。常用する事は資材が35万あったとしても難しい海域ですので、資材状況や稼働可能時間を確認しながら用法・容量を守って周回することを強くオススメします。

 

 

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中央ルートの記事

 

 

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高速+ルートの記事

 

 

下ルート(水雷)とは?

通るルートはD-H-L-J-P(渦潮-水上-何もなかった-何もなかった-ボス)の全2戦となっており、使用編成は航巡1軽巡2駆逐3です。全マスS勝利時の獲得戦果は2.43となっておりこれは7-1の約1.65倍、3-2の約1.86倍と破格の戦果量です。

 

敵編成がとても強い海域のため、単純に1.65倍や1.86倍といった戦果を獲得できる訳ではありません。また下ルートのみで周回を行うのは装備・艦娘面から難しく他海域(主に3-2)に混ぜる形が主流です。しかし、時速換算で37以上にもなる戦果効率と中央ルートや高速+ルートに比べ軽い資材消費、ここ1~2年間での水雷艦の大幅な強化から研究・採用が加速している編成です。

 

 

メリット

・戦果時速37以上と高効率

・中央ルートや高速+ルートに比べ資材消費が軽い

・イベント時には警戒陣を用いた周回が可能

 

デメリット

・特定の艦・装備で固定されがち

・レベルや装備改修のウエイトが大きい

・艦娘・装備の多くが3-2戦果と競合する

・バケツ消費は3-4編成の中でも重い

 

 

編成例

細かな調整案はありますが最上or三隈+矢矧能代+高火力駆逐3の形がベースです。

 

中央ルートや高速+ルートに比べ考慮するべき点がとても多く、編成例一つで解説しきるのが難しいです。まずはおおまかな方向性について解説を行い、後半は確認していきたい要素にひとつずつ触れていこうと思います。

 

使用艦娘や装備について

各艦種や装備について、優先したい部分などをそれぞれ解説していきます

 

航巡

スペック面から最上・三隈が頭一つ抜けて優秀。

 

最上は改二特運用している方が大多数だと思います。記事内でも改二特をベースにした編成をメインに扱いますが、下ルートの事のみ考えた場合は改二形態の方が強いです。

 

軽巡

矢矧・能代の2強。余程の事が無い限りこの2隻を使ってください。

 

次点でギリギリGotland andraが採用圏内。

 

駆逐

陽炎型改二・夕雲型改二・時雨改三・初月改二などの高火力かつ補強増設に電探が乗る艦が強いです。穴電探は出来ませんが、圧倒的砲火力から深雪改二・Mogadorも採用候補。

 

ТашкентはMogadorと同様に4スロット艦ですが、火力が心もとなく巡洋艦より先に動く可能性を作ってまで入れるかと言われると微妙。大人しく3-2で使いましょう。

 

中口径主砲

火力が正義の海域です。改修した試製20.3cm(4号)連装砲と15.2cm連装砲改二を使いましょう。

 

4号砲を最初から並べるのは大変です。3号砲Maxを必要本数用意し、順次4号砲へと更新していけるように頑張りましょう。

 

小口径主砲

中口径主砲と同様に火力をしっかりと盛りたいです。改修したC砲やD砲など採用する駆逐艦に合わせた主砲を使いましょう。まずは手持ち装備で火力を伸ばしやすい駆逐艦を採用するといった形で編成を組むのが良いでしょう。

 

電探

主に駆逐艦の補強増設に装備します。敵駆逐艦への命中がたりなくなりがちです。主砲との装備シナジーで火力を伸ばすだけでなく、命中面を補うためにもしっかりと質の良い改修電探を装備させたいところ。

 

水爆・水戦

瑞雲の上位機体を主に使います。水爆だけで制空優勢ラインまで盛る事は不可能ではありませんが要求される装備水準がとても高いため水戦を1つ混ぜて組む形をベースにした方が組みやすいです。また、夜戦対策で旗艦には夜間瑞雲を装備させたいです。

 

当然ながら瑞雲をしっかり使った編成の方が連撃率が高い、開幕航空戦で敵艦にダメージを入れられるなど戦績は良くなります。今後継続的に戦果稼ぎで3-4水雷を使う予定であれば中・長期的目標として瑞雲を揃えていく事は大切です。

 

下記画像のようにギリギリ制空優勢になるように組むと、内部熟練度が100に低下し制空拮抗になってしまう場合があるので注意が必要。

 

甲標的

1周の理論周回速度だけで言えば先制雷撃は省いたほうが当然速いです。しかし、戦闘が安定せず撤退率も上がってしまうので撃った方が無難。

 

補強増設

敵編成が強く、出来る限り強力な編成で周回するべき海域です。使用する事を強く推奨します。

 

 

夜戦について

下ルートは他の3-4編成に比べ圧倒的に夜戦移行率が高い編成です。戦闘結果が確認できる環境でない場合、ながらプレイではなく昼戦状況をしっかりと確認しておく必要があります。

 

旗艦について

継続的な周回を行う際、気にしたい要素の一つが修理費用です。同じ中大破でも軽巡より航巡が壊れた場合の方が修理費用は大幅に要求されることから航巡旗艦が無難。

 

また、最上に先制雷撃を打たせることも出来ますがあえて随伴の矢矧に先制雷撃を打たせることで1マス目のMVPを誘導しボスマス突入時にキラが付いている可能性を上げています。

 

レベル・運の重要性

3-4下ルートの話題で「高波改二が特に強い」といった話題を耳にしたことは無いでしょうか?この高波改二が強い理由は素索敵の高さに由来するものなのですが、素索敵が高い事の何が重要なのでしょうか?

 

答えは連撃率です。連撃率に影響する要素は大まかに次の5つです

①制空状態(優勢に比べ確保の方が発動率は上がる)

②旗艦かどうか(旗艦は発動率が上がる)

③攻撃艦の運

④攻撃艦の装備索敵値

⑤艦隊全体の素索敵合計

 

素索敵はこの中の⑤に関係しています。ボスマスではヲ級flagshipやル級flagshipが複数出現するので連撃率の高さは勝率に大きく影響を与えます。その事から高火力駆逐の中でも素索敵が高い高波は強いと言われているという訳です。

 

ですが高波が強いという知識だけで高波を編成すると落とし穴にはまる可能性があります。ここで高波改二Lv99と陽炎改二Lv180のステータスを確認してみましょう。


高波60、陽炎68と陽炎の方が索敵値が高い事が分かります。索敵値はレベルによって上昇していくステータスです。レベルは他に命中や回避といった要素にも影響があり、戦闘結果や被害状況に大きく関係してきます。この事からレベルがいかに3-4下編成において大切なのか分かります。

 

再三になりますが、3-4下ルートは自艦隊に対して戦わされる敵がとても強力です。周回する際には出来る限りレベルや運の高い艦娘を使うようにしましょう。これはサブ艦などのいる艦娘でも同様です。例えば運改修をしている高レベル矢矧と、素運の矢矧を所持している場合には運改修矢矧を3-4に、素運の矢矧を3-2にといった意識も大切です。

 

対空カットインについて

編成例では初月と時雨が対空カットイン(以下対空CI)を発動する装備構成になっています。対空CIの発動演出はおよそ3.2秒*1で、一般的に速度を求める周回では発動演出は遅延行為だと言われます。しかし、3-4周回において対空CIの採用は有用であるとされています。

 

それは、対空CIが発動し空母が枯れた際に得られるアドバンテージが大きい事に由来しています。空母の砲撃は約3.7秒、中破演出は約4.2秒です。対空CIを採用する事で空母1隻編成相手に4割弱、2隻編成に対して各空母3割弱の枯れ率を持たせることが出来ます。この時、先ほどあげた演出をカットできる事や被弾を抑え入渠作業や消費資材を抑えられる事から対空CIは採用する価値があると言われています。

 

駆逐の選定と火力について

「高火力かつ補強増設に電探が乗る艦が強い」と説明をしましたが特に強い駆逐艦は誰なのか考える際に火力108(定数込み113)ラインというものがあります。これは1マス目に出てくるチ級flagshipを同航戦確定中破に出来るラインです。

 

3-4下ルートにおける撤退の多くはチ級からの閉幕雷撃です。これを防ぐ確率を上げる事はとても重要で以前は先制雷撃や巡洋艦の砲撃で極力仕留め、打ち漏らしはダメコンで受ける形が主流でした。しかし2023年度のアップデートで駆逐艦の一部が順次、補強増設に電探を装備出来るようになりました。これがブレイクスルーとなり以降、補強増設にダメコンを載せるのではなく主3電探構成で火力に振る構築の研究が始まります。

 

記事執筆時点で、この火力108ラインを満たせる艦と主な装備構成を紹介します

 

深雪改二

電探が積めない関係で命中を伸ばしにくいのが難点。

 

時雨改三

H砲改修がとにかくしんどい。取り敢えず2本までは頑張りたいところ

 

雪風改二

装備がまだ用意しやすい部類。白たすきを渡す事で電探を妥協できる

 

丹陽

任務で現地改装砲の☆4を獲得している場合選択肢

 

高波改二・朝霜改二

D改三☆4と逆探電探☆Maxが必須

 

清霜改二

逆探電探のボーナスが大きく火力を伸ばしやすい

 

初月改二

水雷司令部☆4かつ白たすきを渡す事で到達可能

 

Mogador

砲火力124と駆逐艦とは思えない火力。現実的には3-2編成に回される事が多いとは思う。射程が巡洋艦と被りますが、ここまでの火力であれば十分仕事をするので問題ない範囲です。

 

 

最上改二について

航巡に関する解説で「下ルートの事のみ考えた場合改二形態が強い」と書きました。

これは、搭載機数が改二の方が大きく、水戦を使わずに瑞雲のみで優勢ラインに到達させられる事が大きいです。三隈改二でも同様の動きが可能ですが最終的なスペックでは最上に若干軍配が上がります。

 

編成例としては上記画像のような形。将来的に目指してみても良いかもしれません。

 

警戒陣について

イベント期間中に使える警戒陣を用いた3-4編成例を軽く紹介しておきます

最上に水戦を1機つみ、ボス拮抗にすることで航空戦の被害を軽減させています。

 

駆逐艦は警戒陣の効果で命中が上がっているので、1隻程度なら深雪のような電探を積めない艦も採用しやすいです。撤退率は5%前後ですが、穴をダメコンにする事で撤退をほぼ0にする事も可能。穴ダメコンの場合、駆逐艦の中破出撃も視野に入りますがバケツ消費を抑える代わりにダメコン消費率は上がってしまうので個々人で判断して貰えれば。

 

メコンを使用した例(上図)

 

警戒陣3-4に関してはこちらの記事がより詳しく書かれているので参考にすると良いかもしれません。

艦これ戦果周回:水雷警戒3-4 - chihiro_shortL’s diary


同時に周回する海域について

一番最初に3-4下編成のみで周回をする事は装備・艦娘面それぞれから難しいとしましたが、注意点としてブルネイ周回(7-1)と3-4下編成を混ぜる事は非推奨という話があります。

 

絶対にダメという訳ではありませんが、資材効率の観点から考えた際にブルネイ周回と混ぜる行為は消費に対して時速向上の効果が薄いのです。イメージとしては3-2周回の疲労抜きに1-5に行く事を想像してみると分かりやすいかもしれません。バケツを使いながら折角3-2で戦果を稼いでいるのに1-5に行くくらいなら7-1を回った方が良いと思ったはずです。

 

ですので北方ウィークリー消化等ではなく、戦果稼ぎとして多用する時には3-2編成に混ぜるようにしましょう。3-2編成が4編成あれば最低限回れますが撤退した場合などには疲労回復が間に合わない可能性が高いです。なので、可能であれば3-2を5編成用意したいです。逆に、3-2周回をメインに撤退がかさんだ時の疲労抜きとして3-4編成を採用するといった形も良いですね。

 

 

 

終わりに

以上が3-4下ルートの概要となります。私が戦果を稼げなくなって以降に大幅に強化・研究が進んだ編成なので、他2編成に比べると解像度が低いのが正直な所です。

 

戦果ユーザー全体で見てもまだまだ研究途上の編成ですし、アップデートで構築が大幅に変わる可能性も一番高いです。何より、現戦果環境での最終兵器とも言える編成ですので上位勢が用いる最新の構築は秘匿されがちだと思います。興味がある方は知り合いを作るなど定期的に情報を仕入れられるようにアンテナを張っておくことをオススメします。

 

不明な点・間違いなどありましたらDMや記事コメントに気軽にお寄せください。

 

 

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