いわゆる編成コピーをする際のお話
2023/4/17 加筆修正
はじめに
皆さん艦これのイベントにおいて攻略編成をどのように組んでいるでしょうか?
多くの人は攻略サイトや熟練提督の突破ツイートを参考に編成を組んでいると思います
その際に注意したいポイントやよくあるミスをまとめてみようと思います
今後攻略編成を組む際の参考になると思いますので宜しければお付き合いください
参考編成を見る際にチェックしたいポイント
参考元となるツイートや記事を読む際に特にチェックしたいポイントは以下の8点です
- サブ艦・ダメコン使用の有無
- 装甲破砕・友軍の有無
- 難易度の確認
- ルート条件の確認
- 支援艦隊の有無
- 基地制空状態
- 本体制空状態
- 各艦娘の役割
23春イベントE5-3甲で私が使用した編成を例にひとつずつ見てみましょう
E5-3本体
決戦支援
基地航空隊
制空権シミュレーターリンク
①サブ艦・ダメコン使用の有無
まずひとつ目のポイントです
サブ艦、またはサブ艦がいる状況でメイン艦を切っている場合他海域で採用している可能性があります。サブ艦を使っている部分に対して自分が一隻しか所持していない場合該当海域で採用して良いのか考慮する必要があります
私の編成ではイントレピッド、ホーネット、ザラ、サウスダコタはサブ未所持のメイン艦、他はメイン艦を多く切っていますがサブ自体は持っている状態です
赤城や矢矧といった艦娘は多くの海域で出番があるので特に注意が必要ですね
続いてダメコンの使用状況ですが第二艦隊のサウスダコタとフレッチャーのみ採用しています
これは夜戦マスケアで採用しておりフィニッシャー役として起用している時雨や長波には水雷見張員を積んでいます
コピーをする際には同様にフィニッシャーには水雷見張員を積みつつサウスダコタ、フレッチャーの枠をどうするか考えることになりそうです
②装甲破砕・友軍の有無
装甲破砕込でのダメージ計算や、友軍弾きを考慮している編成なのかどうかといった点に注目したいです。特に友軍前突破編成を参考にした為に折角の強友軍を弾いてしまったといった例を多々見かけるので注意
私が突破した際は装甲破砕、友軍ともに無しでした
E5-3甲 破砕無し空4編成
— Niwaka (@Niwaka_den) 2023年4月3日
運良く割れたけど反航戦普通にキツかったし破砕あれば落とせてたんだろうなって打点がネ改に対して出てたので素直に破砕したほうが良いと思います
制空権シミュ編成:https://t.co/9mhWeJcNMU pic.twitter.com/vcaaLNo5BC
当時のツイートを見返してみると、装甲破砕はあったほうが良かったと言っているので参考にする場合は破砕込みで考えたほうがいいかもしれません
友軍に関しては現状サラトガ入り強友軍が存在しますが、本体のサラトガを抜くほどの価値があるのか考える必要がありそうです
③難易度の確認
参考にする編成と自分が攻略したい難易度が同じかどうかも重要な要素です
丙や丁の情報を元に甲攻略編成を組むのが難しいのは当然ながら、逆もあまりよくありません
というのも、甲では敵編成にいても丙ではいない姫級などに対する対策を無駄にしてしまったり過剰に制空を盛ってしまい本来より持ち込める攻撃機の数が減ってしまうからです
可能な限り同じ難易度で情報を探し、どうしても見つからない場合は情報元と自分の攻略したい難易度でどこが違うのかしっかり調べるようにしましょう
④ルート条件の確認
編成をコピーする際に同名艦娘のみで組めるとは限りません
その際、自分が代わりに入れた艦娘でも同じルートを通れるのかしっかり確認するようにしましょう
よくある例としては軽巡・駆逐艦の数が足りなくなってしまう、高速統一要求で低速艦を入れてしまうなどです。今回のE5-3編成では第一の軽巡を重巡などに変えてしまい軽巡2要求を無視してしまう、第二の戦艦が低速艦になってしまったりでしょうか
輸送ゲージの場合には索敵逸れも発生しがち
装備の改修値や艦娘の練度によっても索敵はズレてしまうのでしっかり計算するようにしましょう
⑤支援艦隊の有無
道中、決戦支援込みでの編成を支援無しで採用すると酷い目に合います
道中では支援分の手数が足りず撤退してしまったり、決戦支援が無いために第二艦隊を残してしまうなどなど
決戦支援は採用していることが多いと思いますが、道中支援はマップによってまちまちなので注意が必要
今回は道中非採用で攻略をしました
⑥基地制空状態
①~③も重要ですが基地・本体の制空状態は一番重要なポイントです
劣勢調整で組まれている基地を喪失状態で投入してしまうと本体制空が足りなくなる場合があるので絶対にコピーするべき要素です
自分の手持ち装備で制空状態を真似できない場合、他の方の編成を探すか一から自分で考えるようにしましょう。
劣勢調整について知りたい場合はここをクリック
基地航空隊に関連して「劣勢調整」という言葉をよく聞くと思います
調整という言葉から誤解されがちですがこれは拮抗や優勢状態の基地をあえて劣勢にするのではなく喪失状態の基地をなんとか劣勢にする事です
なぜそのような事を行うのかというと、艦これのシステムでは制空状態に応じて艦載機が一定の割合で損耗されるからです
喪失より劣勢、劣勢より拮抗といった形で制空状態が良くなればなるほど敵艦載機の損耗具合は激しくなり、要求制空値の低下やそれに伴った自艦隊の艦載機損耗低下といった恩恵を受けられるようになります
そのため、敵編成に空母が多い海域などでは陸戦などを混ぜ基地の制空状態を劣勢にしようというのが劣勢調整です
今回の編成では3部隊とも劣勢のようです
⑦本体制空状態
基地航空隊と同じく本体制空の状態もコピーするようにしましょう
道中およびボスマスでの制空状態が劣っていると艦載機が全滅してしまったり、連撃や夜偵が発動しなかったりと本来想定している戦闘内容とかけ離れてしまいます
またボスマスでは優勢、確保編成が多いと思いますが劣勢状態をあえて作り出す編成も存在します
これは、夜偵の発動制空条件が優勢、確保及び劣勢状態となっているからです
優勢を取れないほどに敵制空が高く、なおかつ夜偵が欲しい場面では拮抗ではなくあえて劣勢にして夜偵発動条件を満たすというわけです(23春E2-3など)
今回の編成では基地が劣勢、本体は1マス目空襲マスを優勢で抜けるように調整しつつボス優勢になるように組んであるようです
⑧各艦娘の役割
攻略編成では各艦娘に役割が存在します
それは大きく分けて次の6つです
- アタッカー
- 夜戦フィニッシャー
- 制空補助
- 対空CI、対潜などの補助
- 夜偵要因
- 探照灯、照明弾補助
各艦娘に与えられた役割は一つではなく多い場合には2つや3つになることもあります
編成を参考にして自分の艦隊に落とし込む際同じ艦娘や装備を使えないことが当然あるでしょう。そういった時には同じ役割を担えるのかどうか判断をする必要があります
また役割によって順番も決まってくるのでそういった点も細かく考えてみましょう
今回のE5-3編成における各艦娘の役割は以下のようになります
第一艦隊
イントレピッド ホーネット 赤城 サラトガ
役割:アタッカー
配置順:特効の乗っているイントレピッド・ホーネットを二巡目先に動かすために1,2番艦に配置するとともに射程を超長に調整
サラトガも同様に特効艦だが、装甲空母なので中破でも攻撃できることから3番艦には赤城を配置
ザラ 由良
役割:制空補助
配置順:火力源ではなく割合を入れることが仕事。二巡目最初に動く必要がないため5,6番に配置
第二艦隊
矢矧 綾波
役割:アタッカー 夜戦フィニッシャー
配置順:昼戦で3択程度まで減らしている想定。択減らし、フィニッシャーどちらでも可能なように1,2番に配置。水雷見張員による発動率恩恵がある綾波は随伴にして矢矧はCI発動率を確保
役割:アタッカー 夜偵要因 照明弾補助
配置順:道中や昼対第二への火力源 夜戦では火力補助をしつつ矢矧綾波が打ち漏らした随伴処理やボス削りを行う役割で3番艦
役割:対空CI補助 アタッカー
配置順:道中空襲マスのケアを行いつつ昼火力を補っている 夜戦では打ち漏らした敵を主砲CIでワンチャンス持っていけるようにもしてある
時雨、長波に対してボスマスでの役割が少ないことから道中夜戦マスを警戒陣で抜ける際に一番被弾しても困らないフレッチャーを4番艦に
時雨、長波
役割:夜戦フィニッシャー
配置順:昼戦及び上4隻の行動で削ったボスに止めを差すために5,6番艦
長くなってしまいましたがこのような意図で組んだ編成です
意図を読み解くことでザラ、由良の部分は制空補助が可能であればポーラや多摩に変更しても問題が無いことや第二艦隊は夜戦を重く意識しているため同じように高火力フィニッシャーを並べる必要がある事が分かります
まとめ
このように編成一つとっても多くの情報を整理し落とし込む事が必要な事がわかりました
ブログやTwitterでは大まかな編成意図を解説してくださっている場合も多いので、そういった情報も含めしっかりと噛み砕くようにしましょう
時には質問をしたり相談することも重要です
内容が内容なだけにとても長くなってしまうので今回はここまでとしますが今後「編成組む際にありがちなミス」「編成を自分で考える際に意識したいこと」「自分で編成を組む際に使用するサイトや編成手順」といった内容を複数回に分けて順次公開しようと考えていますのでそちらもお付き合いいただけますと幸いです
第二弾
第三弾