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【艦これ】第七海域走者から見た第七海域の見所【るせる杯】

第七海域ってもしかしてアンカー!?

 

はじめに

今週末の土曜日1/20に第3回るせる杯という艦これのユーザー大会が開催されます。

私自身も参加予定なのですが、数時間前こんな記事が投稿されました

 

note.com

 

現役第四海域走者の方による見所解説記事です

読んでみて面白かったので私もちょっと書いてみようかなというのがこの記事

恥ずかしながら私は"専門"と言えるほどしっかりと研究・準備・実績のある海域がありません。だけど、取り敢えず書きたくなったので今回私が担当予定の第七海域について書いてみようかなと

 

 

 

アンカー

先程の記事でも触れられていましたがリレー形式の海域RTA大会は駅伝競技に例えられる事が多いです。そして第七海域というのはその最後、カッコよく言うならばアンカーです。酸いも甘いも全てを乗せ届けられた襷を最後運びきる役目です

 

1位で無事走り切った姿、惜しくも負けてしまった上位チームの姿、残念ながら奮わなかったチームの姿、どの第七走者の姿にもチームとしてのドラマが詰まっています。使用編成などもですがまずは走り切ったその姿に声援を送ってあげてください

 

チーム戦の醍醐味・駆け引きが見られる第七海域

この第七海域、他の海域とは少し違った歴史があります。というのも、第一~第六海域が全て最初から5マップあったのに対して、第七海域は順次新マップが解放されていました。時はるせる杯の前身(というか元ネタ)であるλ杯の時代まで遡ります。当初第七海域は7-1、7-2の2マップしか存在せず、走者自体もリーダーが兼任するルールでした。2マップだった事もあり、余程の僅差でなければ第七海域に入ってからの順位変動は起きずエピローグのような位置づけでした

 

しかし、第五回λ杯のおよそ一月前。2020年9月17日のメンテナンスで新たに7-3が追加されると状況は一変します。他マップのような蓄積されたデータ・大会実績が一切ない海域が最終海域となったのです。ルート条件などは多くのユーザーによって研究されていきましたがあくまで一般的な攻略・任務消化用です。どのような編成が速く・強いのか誰も正解が分からない中各チームが研究・試走を行いました。当然こういった『海域RTAとしての情報』は各チーム大会当日まで秘匿していたので、一カ月という期間でチームがどれだけ研究と判断をしたのか、どれだけの準備を間に合わせられたのかというチームとしての総合力が求められる海域へと変貌します

 

これはその後の7-4、7-5実装時でも同じでした。第一回るせる杯では新たに7-4、第二回るせる杯では7-5が追加されており、各チーム様々な編成を見ることが出来ました

 

また、マップ数が増えていくと共に第七海域はエピローグ海域から立派な捲り海域へと変化をします。というのも、この後各マップごとの解説でも触れますが第七海域はいくつかのギャンブル編成が存在します。従来、第一~第六海域は予めチーム内で相談し決めた編成を元に準備・レベリングを行いその編成を使って本番に臨みます。しかし、第七海域は当日の順位次第では逃げ切り・捲りを賭けて使用編成が変わる可能性があるのです。僅差のトップ争いを制するためであったり、残念ながら優勝争いに混じれなかったチームの区間賞狙いであったり、様々な理由から安定編成・ギャンブル編成の取捨選択が生まれるのが醍醐味と言えるでしょう

 

そんな第七海域ですので駆け引きやギャンブル編成の存在を事前に知っておくだけでも当日の楽しみが増えると思います。よろしければお付き合いください

 

 

7-1

wikiより画像引用

戦果周回等で馴染み深い人も多いであろうブルネイです

戦果周回では特段何も感じず周回をしていると思いますがるせる杯ではダメコンが禁止されています。そう、水雷マス(Gマス)で大破艦が発生した場合進撃することが出来ないのです。絶対に失敗できない7-1。その緊張は実際に走った人間にしか分からないものがあります。私自身過去に1度トップで第七海域へと回ってきたバトンを受け取ったことがありますが今までに味わったことが無い感情で7-1へ出撃しました

 

使用編成ですが、戦果周回と同様に軽1駆4がセオリー。しかしこの7-1、先制雷撃軽巡(雷巡)のみで固めた4隻編成でも約7割でボスに到達します。ギャンブル編成を用いた場合、5隻編成に対して取れるアドバンテージはおよそ20秒。この20秒と3割逸れとの天秤が第一の選択です。

 

実はこの7-1ギャンブル編成、更に10秒。合計30秒のアドバンテージが取れる編成例が存在します。もし7-1で奇怪な4隻編成が現れたら"第七走者の覚悟"をしっかり見てあげてください

 

 

7-2

戦果任務や季節ごとの限定任務で定期的に行かされる海域

ゲージが2本ありますがるせる杯ルールでは2本目のボスのみでOKです

 

普段は戦1空2巡洋艦1駆2といった編成を使う事が多いと思いますが、速度を競う場合にはガラッと変わり空母メインの高速+重量編成となります。空6で開幕航空戦に全振りをするか戦艦を1隻混ぜて砲撃戦の安定を取るかはチーム・走者次第

走者・リスナーが一丸となって開幕6落としを祈る海域です

 

編成自体は高速+から変わらないと思いますが、前回大会以降のアップデートで速力関係の見直しがされました。以前の大会を見た事がある方も今回どのように使用編成に落とし込んできているのか見てみると面白いかもしれません

 

 

7-3

第七海域は面白サーカス展覧会じゃないんだぞ!そんなハチャメチャな海域

 

採用される編成は大きく分けて2つ

①ルート条件になっている羽黒神風を使った4隻編成

②高速+を使った6隻編成

 

高速+編成も決して悪くないのですが、他海域と装備や艦娘が被りにくい事も相まってか4隻編成の方が採用率は高いと思います

 

と、ここまでならば良かったのですが7-3は第二の攻めポイントです

海域RTAには索敵カットというテクニックがあります。戦闘開始時には「索敵開始」→「敵艦隊発見」→「敵艦隊見ゆ」といった演出が入ります。しかし特定の条件下では一番最後の「敵艦隊見ゆ」からスタートさせる事が可能で、1戦あたり4秒の短縮に繋がります。これが索敵カットです

 

ここで言う特定の条件下ですが艦娘の「索敵」ステータスが大きく影響してきます。戦闘開始時に「索敵開始」と表示されるかどうかは以下の式で判定をしています(正確には他にもいろいろあるけど7-3ではこれだけ知っていればOKです)

 

索敵判定値=int( 旗艦の表示索敵値/2) + int( 二番艦の表示索敵値/5 ) + ∑(int( その他艦船の表示索敵値 /8 ))+(艦船数-2(但し2以下の場合0))

 

小難しい事が書いてありますが『艦娘それぞれの索敵値を参照していて、特に旗艦と2番艦の影響が大きい式』と思ってもらえれば大丈夫です

 

ここで何となくwikiを開いて神風のステータスを見てみることにします

 

 

なんか未改装神風めっちゃ索敵低いやん!!!!!!!!!!

 

って事で、未改装神風を使う事でなんとこの海域5割前後で索敵カットが出来てしまいます

 

しかし、メリットばかりではありません。未改装神風を使う事でシミュレーター上5%程度の負けが存在してしまいます。タイム短縮を取るか安定を取るか、そんな海域です(大会の回数を重ねるごとに未改装神風の採用率が上がってるの怖いね)

 

採用艦娘の都合上、交戦形態による影響がとても大きいです。同航戦以上を引ければ昼終了も現実的ですが、反航戦を引いてしまうと夜戦にもつれ込む可能性が大きくなってしまいます。推しチームの応援をする際には交戦形態を一緒に祈りましょう

 

 

7-4

 

海防堀りや資材集めでお世話になる事も多い海域

普段使いであれば駆逐艦を採用することが多いと思いますが、基本的に海防3+αといった編成になります

 

+αの3隻ですが航空戦艦+軽空母2か航空戦艦3隻の2パターンが主流

wikiの分岐条件を見ると航空戦艦3隻ではC→Dに逸れてしまうのですが、実は海防艦3隻によるC→Eへの分岐の方が優先度が高いです。何故か未だに各種wikiに反映されていないので、初参加のチームや走者が航空戦艦3編成を用いていたらしっかりと海域RTAの編成を研究してきた証拠と言えます。(航空戦艦3が絶対的に速い訳ではありません)

 

また、基地航空隊もチームによって色が出ます。基本的にボスマスに派遣することになりますが陸攻4で固めボスへの削りを優先するか東海を混ぜて潜水艦をケアするか、判断が分かれる所です

 

そして更に7-4には第七海域究極のギャンブル編成が存在します

先程上げた主流編成ではJ→L→Pと通りますがと軽量5隻編成にする事でJ→Pと直通させる事が可能です

 

通し切った場合他編成に比べ40~60秒と大幅な短縮が可能ですが、撤退やボス負けと紙一重。最後の最後、文字通りの切り札編成です。使う方もですが、使われる方も7-1と合わせて「最悪1分半捲られる」と思いながら走る必要がある為とてつもないプレッシャーがかかります。実際に使わずとも持っているだけで威圧できるそんな編成です。その為、事前にSNSや放送でレベリング状況などを敢えて開示する番外戦術もあったりなかったり

 

 

7-5

前回大会である第二回るせる杯直前に突如実装された海域

 

前回大会時点では先制雷撃艦を4隻採用した軽量雷撃編成が主流でした

他にも高速+にする事で先制雷撃艦を6隻まで増やした編成や最速統一などがありましたが、大会実績や1年間の海域研究の末今回どのような編成が使用されるのか楽しみです

 

撤退率・ボス負け率共に高くは決してありませんが、ボスに到着するまでが長く一度失敗をすると最後の最後どんでん返しがありえます。推しチームや1位チームが無事最後走り切れるかどうか、しっかりと見届けましょう

 

 

終わりに

第七海域の見所について頑張って解説をしてみましたが面白い文章を書くのって難しいですね…書くキッカケとなった第四海域記事のように面白い解説は一切できませんでした。もっと面白い解説出来るよ!って方絶対いると思うので書いてみませんか?(チラッチラッ

 

第四海域の記事を書かれた方も仰っていましたが、本番速かった編成が必ずしも一番優れた編成とは限りません。そして何より、各走者が大会に向けて自分の手持ちと相談して組んできた編成にはドラマが詰まっています。過去の大会でも様々なドラマが展開されてきた海域リレー大会。当日の応援だけでなく是非気になったチームがあれば後日アーカイブ等で見てみてください

 

そんな第三回るせる杯は1月20日

開会式15時~ 出走18時~予定です

 

大会概要

docs.google.com

 

参加チーム一覧

docs.google.com

 

 

私も「ブルネイアーカイブ」というチームで参加します!良かったら応援よろしくね!

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