にわにわしてるブログ

その時遊んでるゲームの話とかします

【艦これ】強い提督になるとは何か【雑記】

 

 

はじめに

2か月と長丁場になった25春イベも終わりましたね。イベント期間中恒例?な気もしますが、強い提督、イベントで勝てる提督に関する議論を今回も多く見かけました。それらを拝見する中で思う所がいくつかあったので、ちょっと便乗して私も持論を書き連ねようかなといった趣旨が本記事です。

 

予め断りを入れておきますが、本記事はNiwaka個人の主観や価値観を基にした持論100%です。内容も理論というより精神論に近いですし、この記事を読んだ所で艦これは一切強くなりません。…ある意味では読んだだけ、知っただけでは強くならないと言い続けるのが本記事の本題かもしれません。

 

 

強い提督とは?

記事タイトルにもある「強い提督」とはそもそもどんな提督を指すのでしょうか?艦これ歴の長いベテラン提督でしょうか?それともイベントを先行していたり、友軍前に毎回突破している提督でしょうか?はたまた、艦娘練度や運・装備改修が凄い提督でしょうか?戦果で聯合を頻繁に取っている提督といった意見もありそうですね。

 

ここでまず私が主張したい事として、「強い提督」という抽象的な評価は自艦隊の成長を大きく妨げるという事です。先ほど挙げた例をそれぞれ、「総合的に強そう」という曖昧な評価ではなく「どこが秀でているのか」「何に力を入れている提督・艦隊なのか」といった分析・評価をすることが俗に言われる「強い提督」への第一歩だと考えています。

 

例えば野球を思い浮かべてみてください。熱心なファンが漠然と選手の事を「つよいよねーすごいよねー」と言うでしょうか?恐らくは「この選手は足が速い」「この選手は守備が上手い」「この選手は長打力がある」といった具体的な強みを把握していると思います。更にコアなファンであれば「長打力があるが、内角は苦手」といった踏み込んだ評価をするかもしれません。

 

これはゲームでも同じです。特にFPSゲーム格闘ゲームのような競技性・対人性が強いゲームでは、トップ層に行けば行くほど他プレイヤーに詳しくなることが多いです。エイムが良い、立ち回りが上手い、操作精度が高い、リーサル判断が早い、などなど相手の事を知ることが結果的に自分の勝利へ繋がるゲームだからです。

 

この、具体的に掘り下げた評価をする事の重要さは艦これにおいても決してバカにできません。次はこの掘り下げた評価がどのように自艦隊の成長に繋がると考えているのか触れていこうと思います。

 

 

掘り下げた評価が生み出すもの

具体的な分析・評価をする事が重要であると述べました。次はどのように重要なのか述べていきます。

 

具体的評価を行う最大のメリットは自艦隊に反映するべき部分、しなくて良い部分を可視化できると言う点です。例えば、イベント先行をメインに艦隊強化をしている提督は大和武蔵を5セット、6セットと多く持っている場合も少なくありません。では、イベントを甲攻略する上で大和武蔵はこの数必須なのでしょうか?大和武蔵を2~3セットほど持っていると楽が出来る場面は多々ありますが、後発攻略の場合それ以上欲しくなることは多くないはずです。

 

これは先行時点では大和タッチの倍率で殴り倒すのが最も手っ取り早いから採用されているだけであって、情報が出揃ってから攻略する場合その限りでは無いという話なのですが相手のプレイ方針込みで初めて把握できる内容です。

 

同様に、戦果に力を入れている提督であれば小口径主砲や電探の改修が進んでいる事も多いでしょう。場合によっては複数の駆逐や軽巡がレベルカンストしていたりするかもしれません。しかし、これも一定水準以上の強化は上位戦果を戦う上では強力であってもイベント甲攻略で強力な要素ではありません。

 

しかし、逆に多くの提督で共通する要素もあるはずです。サブ艦を用意している鎮守府の場合前述の大和武蔵に加え矢矧や大北、赤城加賀といった艦娘は複数用意していることが多いでしょう。装備で言えば、岩本隊☆Maxや複数の改修魚雷を持ってない人は少数派なハズです。これらはどのようなプレイ方針であってもイベント甲攻略をする上では持っていて損しない艦娘や装備である事を示しています。

 

このように少し掘り下げて艦隊運用を眺める事で、育成・強化の内容がどこに紐づいているのかが分かる訳です。とはいえ、誰もが艦隊分析などを一見してこれらをパッと判断できるのであれば本記事を書く必要性がありません。次はどのようにして情報を得て、参考にするのかといった話です。

 

 

参考にする提督の基準とは

長々と「強い提督」という尺度が不完全であると講釈を垂れてきたわけですが、「じゃあ実際に参考にするべき提督とはどんな提督なんだよ!」という部分に入ろうと思います。

 

まず大前提として、参考にするべき艦隊は自分に近いプレイ方針・自分が目指したいプレイスタイルで艦隊運用をされている方です。特に意識するべき部分は①サブ艦・ケッコン艦の運用状況②イベントの攻略難易度・攻略時期の2つです。可能であればこれらに加えて③月々の課金額④日々のプレイ時間も判断基準に入れるとより参考にしやすい、再現しやすいものとなるでしょう。

 

それぞれの要素がどのように、参考にできるものかざっくりと述べると

 

①サブ艦・ケッコン艦の運用状況

当たり前ではあるのですがサブ艦の有無・ケッコン艦の有無(+ケッコン艦の幅)が違えば艦隊運用もガラっと変わります。1隻教であれば全ての艦娘を最低限イベントで使える程度には育てておく必要がありますし、単婚であれば対潜改修や運改修のラインが変わってきます。

 

②イベントの攻略難易度・攻略時期

特に攻略時期という概念はとても重要です。先行勢かどうかだけでなく、攻略を始めるのが友軍前・友軍後どちらの事が多いのか。細かいようですが友軍前攻略がメインであれば札が分からない状態でも問題無いようにサブ艦や運改修をしている筈ですし、友軍後であればそういった点は気持ち控えめで友軍来援までに行うムーブ(釘拾いなど)に向けた艦隊強化をされている場合もあるでしょう。縛り攻略・拘り攻略を行っている・見据えている提督であれば近しい内容で攻略をしている人を参考にするのも良いかもしれませんね。

 

③月々の課金額・④日々のプレイ時間

ネジ課金や資材課金を前提とした運用なのか、逆に課金は最低限で時間をかけた周回を前提とした運用なのか。主にイベント期間外の周回場所などに影響を与える要素です。

特に戦果部分では、普段入賞している群や稼働時間が近しい提督を参考にするべきです。

 

これらを判断基準にSNSや生放送などで参考にする提督や艦隊を見つけるわけですが、ここで意識したいのはやりこんでいる熟練プレーヤーだけでなく、自分と足並みが同じ・少しだけ先を進んでいる提督も見つけることが重要という事です。

 

艦隊これくしょんは10年以上も続いているゲームですので、長年遊んでいる提督の艦隊に一朝一夕で追いつくのは不可能に近いです。そして、こういった熟練提督の艦隊には時に現環境では効果的ではない部分も存在します。分かりやすい例を挙げると神通や阿武隈の運改修は現状優先度が高いとは言えません。特効艦として出撃させることが時々あるとはいえ、同じ軽巡級であれば矢矧の方が運改修優先度ははるかに高いでしょう。しかし、これらの艦が一線級であった時代を経験している提督であれば当然運改修を施しています。このような分かりやす事例であれば回避できますが、時間・資材といった有限なリソースを同じような進行状況で注ぎ込んでいる艦隊の方が今のトレンド、言ってしまえば「艦隊強化の旬」を判断しやすいです。

 

とは言え、熟練提督ならではの広い視野で強化している部分も当然存在します。ですので、長期的スパンで目標と見据える艦隊・現在進行形で参考にしたい艦隊。それぞれを上手く使い分ける事が大切です。

 

そして、これらの尺度で物事を考える為には自分が今、何をしたくて艦隊を強化しているのか。更に言ってしまえば艦これを遊んでいるのかを一度内省してみるのは大切かもしれません。それは他人に合わせる必要は無いです。自分が頑張りたいと思えることである事、自分が強くなりたい・その分野に秀でたいと目指すものである事が最も重要でしょう。

 

 

SNSの限界点

ここまで長々と「どのように艦隊を評価し参考にするのか」を軸に話をしてきました。次は見出しにもある通りSNSの限界点についてです。結論から述べると、「X(旧Twitter)でのみ艦隊運用についてアドバイスを受けるのはやめた方が良い」です。

もう少し強い言葉を使ってしまうと、「140文字以内で不特定多数から貰うアドバイスを適切に処理できるのなら十分強いから安心しろ」といった所でしょうか。

 

なにもSNSで艦これの話をするのが無意味だ、無駄だと言いたい訳ではありません。ですが、SNS上のやり取りだけで完結できる場合ばかりでは無いのも事実です。ちょっとした仕様確認・方針相談程度であれば事足りるでしょうがイベントの難関海域で詰まった時、掘り周回の編成提案をされているとき。140文字で全てを伝える、聞きとる事は不可能です。個人間のリプライであればチャット感覚でやり取りをする中で擦り合わせも出来るでしょう。しかし、SNSである以上不特定多数から様々な意見が飛んできます。残念ながら、善意で送ってくれたリプライであっても中には的外れなものも存在してしまいます。そういったものを取捨選択できるのであれば良いですが、初心者であればあるほど、どれが重要な情報なのか・クリティカルなアドバイスなのか分からないはずです。であれば、もう少しクローズな内々で相談できる場所を確保する事が重要でしょう。

 

私自身今でこそ普通にイベント攻略放送を行っていますが、配信を始めてから3年目くらいまでは初見さんのアドバイスや指摘コメントを自分の判断で捌ききれる気がしなかったので限定放送で行っていました。

 

最初からそういった内々の場に入れて貰うのは難しいでしょうが、SNSで仲の良い提督を作っておく、Discordグループに入っておく、参考にしたい提督さんが放送をされているなら遊びに行ってコメントをする。といったコミュニケーションが艦これの幅を広げてくれます。

 

 

師匠は一人が良いのか、集団が良いのか

これも、度々議論される話題ですね。私は小さな集団に属しつつ一人の師匠を作るべきだと考えている派閥なのですが、ちょっとした条件があります。それは、師匠は最後まで面倒を見切る覚悟を持ち、弟子も一蓮托生の覚悟を持つこと。です

 

覚悟と何やら重苦しい言葉を使いましたがなんてことはありません。師弟関係になるのであれば師匠はイベント期間・期間外問わず積極的にコミュニケーションをとってあげるべきだし、弟子が辞めたり自分の元を去らない限りちゃんと一緒に考える事が大切だよ。弟子も後々何か後悔する選択があった時に、それを師匠のせいにせず信じた自分の選択だと言い切れる人に付いていこうねという話です。

 

これが出来ないのであれば師弟関係は不和の元かなぁと思っています。

 

師匠は一人の方が良いとしましたが、当然デメリットも存在します。一番分かりやすいのは視野が狭まりがちという事です。どうしても一人の提督にだけ師事するとその提督好みの運用に限定されてしまいがちです。ですので、複数の意見・視野を得られる集団の中で成長していくのは重要な事でしょう。だからこそ私は「小さな集団に属しつつ一人の師匠を作るべき」としているのですが、集団がそのまま師匠であっても問題はありません。集団内での思想・方針の代理戦争に初心者が使われることが時たまあるのだけが心配ですが・・・

 

 

また、視野という点では「参考にする提督の基準」で上げたような近しい提督以外と交流を持つこと。関心を持つことも大切です。今すぐ自分自身の参考にはならずとも選択肢の幅を広げておくことは成長の幅を広げる事と同義です。時にはその視野の広さで自分がアドバイスを送る側に回る事もあるかもしれません。知識の引き出しは広くしておくことが大切です。

 

【以下5月31日追記】

本記事は予想以上に多くの方に読んで頂けたのですが、その中で、私の書き方が悪く「一人で艦これやってたらダメなのか」「師匠を作らないといけないのか」といったご意見をいくつか頂きました。

 

自分一人で情報を集め、目的や目標に沿って選択や行動を行える事はとても重要です。しかし、誰もが最初からそういったことを上手く出来るわけでは無いですし何より艦これを始めた当初からそこまで向上心溢れたプレイをする人は少数派であると考えています。

 

イベント甲クリアを漠然とした目標に沿える中で、何をやればいいか分からない。そんな時に共に考え、質問に答えてくれたり方針を提案してくれる人がいるのは心強く、そんな提督を師匠とここでは表現しました。ですので、師匠の言うとおりに全てしなくてはいけない!といった意図は無くむしろ時には反論しながら成長できる対話相手くらいの認識でした。

 

攻略ブログやSNSなどで一般論は多く見つけることが出来ます。実際、最終的にはそれらと同じ地点を目指す事に多くの場合なるのですが、ゴールまでの枝分かれが無数に存在するのが艦これの面白くも複雑な部分です。序盤に拾えたレア艦や海外艦、偶然拾えた期間限定任務やイベント報酬によっては先回りして行いたい任務、少し後回ししても良くなる任務がある。そういった部分を個人に合わせる時に対話相手がいると選択肢と視野が広くなりやすいよね。といった話です。

 

戦果はイベント攻略に影響を与えるのか

これも人気の議題ですね。3群戦果に関しては可能な限り入賞し続けた方がイベントで有利に働くでしょう。上位戦果は陸攻の為に始める人が多い気がします(私自身そうでした)が、経験値カットをしてまで7-1や3-2を周回し続ける事は残念ながらイベントに向けた艦隊強化とは真逆を向いています。イベント強化のみを見据えるのであれば、レベリングやまるゆ堀メインで2群や3群継続をしながらQ砲やY砲を固め打ちして時々上位をやるくらいが丁度良い気がします。が、戦果自体が楽しい事は私自身重々承知しているので、まず自分が何のために戦果をしたいのか。戦果を通じて何を得たいのか。を考える事が大切でしょう。

 

それが上位限定の装備であったり、戦果を稼ぐ行為自体の楽しさであれば自分なりの折り合いを探しながら上位戦果を継続していく(そして墓に入る)のが恐らく一番楽しい遊び方だと思います。しかし、あくまでイベントの為に戦果をやるのであれば時には上位から一歩引いて他の周回を考慮する事も大切でしょう。特に今は、節分や秋刀魚などの季節任務をしっかり消化していれば基地が大分強化されます。その辺りも踏まえて考えていきたいですね。

 

やっておくと便利な提督ライフハック

提督の強さとは何か、師弟関係とは何かといった話をつらつらと書きましたが、精神論ベースで何も役に立つ情報が無いじゃないか!と思われてそう(実際そう)なので、即効性はないけどやっておくと将来自分の役に立つ行動を書いておこうと思います

 

①自分用Discordサーバーを作る

兎にも角にもこれが最強です。作ってない人は今すぐ作りましょう。自分のみが閲覧できるサーバーを用意して、メモ帳代わりに使ったり有用な情報のブックマーク代わりにしておくだけでQOL爆上がりです。

こんな感じでチャンネルを分けて、見たい情報ごとに格納しておくと良い感じ。

食べてみたい飲食店リストとか作ってみたい料理リストなんかも用意できてマジで便利

 

②他人の艦隊分析を見る

これは、艦隊分析枠を視聴すると言った意味合いではなくSNSなどに自分が参考にしたい提督、尊敬している提督がリンクを公開していたら拝見して可能であればリンクメモっておこうねという話です。月々の細かな進捗を上げている方は少ないですが、イベントごとに艦隊リンクを公開している方は少なくありません。前述の話ともつながりますが、今その提督が何を強いと思って鍛えているのか。何がトレンドなのか分析するのは重要です。

 

③自分の艦隊分析を定期的に記録する

②ともつながる内容ですが、自分が今どのような進捗なのか、月々どの程度の周回が出来るのかを可視化しておくことは大切です。私は毎月1日時点の艦隊状況をDiscordサーバーに貼り続けています。

 

 

お前はどんな提督なんだよ

ここまで偉そうに持論つらつら書いてるお前はどんなプレイしてるんだよって質問が来そうな気がします。先ほど、他人の艦隊状況を見るのは大事だといった話もしましたので参考程度に自艦隊とおおまかなプレイ方針を書いておきます。

 

 

2025年5月21日時点

tinyurl.com

 

プレイ方針やイベント履歴など

・着任は2014年

・イベント甲クリア・戦果入賞は2019年から

・ケッコン・サブ艦ともに特に制限は無し(ケッコン艦は大分気分次第)

・1群戦果をメインに4年ほどプレイ。墓入りを経て最近ようやくまるゆ堀を始めた

・半日戦果や通常海域RTAも遊んでいる

・イベントは前段友軍前・後段友軍後の事が多い

・課金は月5000~1万くらい

・プレイ時間は昔は平均10時間くらいだった。最近は平均6時間くらい

 

具体的な育成意図や改修意図は細かく説明するとキリがないので割愛します。気になる部分あれば気軽に質問頂ければ

 

 

さいごに

前書きでも触れた通り、これを読んだところで何も即効性のある内容は無かったと思います。私は、艦隊これくしょんというゲームは盆栽と例えられる事もあるように日々の過程を含め楽しむゲームだと思っています。私はその理念に基づき、失敗も含め強くなっていく・成長していく過程を楽しめれば良いのかなと思っているのですが、成長していく過程が非効率である事が偉いわけではありません。楽しみながら自分に合った効率的な強化を探して行ったり、効率的な強化に自分を合わせていく楽しさを模索してみたりしていきたいですね。